こんにちは、ハナメガネです。
以前、イタリアのトスカーナ地方で有名なワインである「キャンティ」を初めて飲んで下記記事を書きました。
上記ワインは私の中ではあまり美味しいワインではありませんでした。しかし、前回は「キャンティ」、今回は「キャンティクラシコ」であるワインを選び、飲むことにしてみました。
キャンティとキャンティクラシコって違うの?
キャンティは非常に人気の銘柄でしたが、1700年代に「なんちゃってキャンティ」など「キャンティ」と名がつけば高く売れたことにより、あぐらをかいて手抜きで造ったり、キャンティを作っていい境界線から外れた生産者が癒着で境界線を広げてもらったりなど、その質がどんどん低下してしまった時期があったそうです。
そこで、1932年に最初にひかれた境界線を「キャンティクラシコ」、そこから広がった境界線を「キャンティ」とするようになったそうです。要するに、昔からキャンティを作っている地方だけが「キャンティクラシコ」と名乗ることができるというルールを定め、粗悪品が流通するキャンティとの差別化を図ったそうです。
ちなみに、キャンティクラシコには「黒い鶏」がシンボルマークとして使用されています。
ということは、クラシコであれば期待できるってこと?
今回、妻と一緒に買い物に出かけたコストコで、約1000円位のキャンティクラシコを見つけましたので、飲んでみることにしました。
カークランドシグネチャー キャンティクラシコ リゼルヴァ 2015
今回購入したのは、コストコのプライベートブランドであるカークランドシグネチャーの「キャンティクラシコ レゼルヴァ 2015 DOCG」です。
キャンティはイタリアの有名な銘醸地であるトスカーナ州のワインであり、イタリアのワイン産地の中でも特に古い歴史をもつワインだそうです。使用しているぶどうは、サンジョヴェーゼという品種を主に使用しており、ほかの品種の黒ぶどう種とブレンドして造られています。この割合も厳しく決められているようです。
レゼルヴァとは長期熟成という意味で、少なくとも24カ月以上樽で熟成し、ボトルでも最低3カ月寝かされたワインの事を言います。このワインの裏面に英語でもこのワインの説明が乗っています。
このワインは熟れた果実と野草?(wild herbってどう訳すのかな?)の香りで、カシスとモレロチェリーがどうたらこうたらと書かれています。モレロチェリーとは古代ギリシャから栽培され続けている歴史の古い果実だそうです。そういう味がするということでしょうか?
DOCGとはイタリアのワインの格付けの事であり、旧ワイン法でいう最上級の格付けにあたります。DOCGの次がDOC、その下にIGT、VdTと続きます。
ともかく、期待を込めて早速テイスティングをしてみましょう!
このワインの色と香り
グラスに注いでみた色は結構明るい色でした。ちょっと朱色に近い紫で、色の濃さは少し薄めのような気がします。アルコール度数は13%ですが、グラスを回した時のワインの粘度はアルコール度数に対して無いように思えました。
香りは強くはないが、少しアルコールの立った果実の香という感じでした。鼻で嗅いだだけの香りはこのような感じで、特徴は感じられませんでした。
このワインの味
一口含んで鼻から抜ける香りは、少し独特の香りがしました。なんといっていいのか・・・。
ソムリエだったら、何の香りかすぐにわかるんでしょうね。経験不足・・・。
裏ラベルに記載していたカシスの香りは感じませんでした。モレロチェリーってのも食べたことが無いのでわかりません。wild herbってのがこの香りの事なんでしょうかね?
タンニンはしっかり感じられます。まあ、レゼルヴァだったらこういう感じだろうなあ。最初に軽い果実味も感じられる。酸味は無いかな?
美味しいワインというわけではなく、レゼルヴァってまあこういう感じだなあといったところでしょうか?特にこれといった特徴は感じませんでした。
レンツォ M.キャンティと飲み比べてみた
上記写真のワインは、「レンツォ M.キャンティ 2017 DOCG」というワインで、最近ドラックストアで購入していたキャンティです。値段も今回購入したワインと同様、約1000円位のワインです。
こっちは記事を書くのをさぼってましたw
こっちのキャンティのほうが色は濃く、紫色のワインです。アルコール度数は13%と同じですが、グラスにまとわりつく感じはこちらの方が強いです。このワインはリゼルヴァではありませんが、香りはこちらの方が樽(木?)の香りがするような気がします。
味はこちらの方が果実味が強く、タンニンも控え目ですので飲みやすいワインです。ワイン初心者であれば、こちらの方がおすすめかな?
「キャンティ」と「キャンティクラシコ」を比べるとしても、レゼルヴァの味や香りはまた全然違います。ワインは比べるものではないですね・・・。
総評
飲み比べとしましたが、「キャンティ」も「キャンティクラシコ」もやはり同じではなく、それぞれの特徴があります。また、レゼルヴァとなってしまうとさらに違いがでてしまいます。
ワインも人間と同じで、比べるようなものではないですね。
まあ、ともかく今回購入したコストコの「キャンティクラシコ リゼルヴァ 2015 DOCG」ですが、再度購入して飲みたいと思える味ではありませんでした。最近、ちょっとフルボディ系に偏りすぎているような気もしますので、今後はライトボティ系も物色して飲んでみたいと思います。
というわけで、
17本目「カークランドシグネチャー キャンティクラシコ リゼルヴァ 2015 DOCG」と18本目「レンツォ M.キャンティ 2017 DOCG」の感想でした。
それでは今日はこの辺で。
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