こんにちは、ハナメガネです。
3年ぶりに家族でわが故郷である大津市に帰省しました。
現在放送されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を夫婦で欠かさず見ているのですが、このドラマの影響からか帰省した際に必ず寄りたいと思っていた義仲寺(ぎちゅうじ)に行ってきました。
とてもきれいに管理されている美しいところでしたので、記事にしたいと思います。
義仲寺(ぎちゅうじ)
義仲寺は私の母校である滋賀県立大津高校のそばにあります。高校生時代から義仲寺の存在は知っていたにも関わらず、その当時は寺社仏閣や歴史に全く興味がなかったので、前を通ったことすらなかったと思います。
義仲寺のアクセスは下記のとおりです。
- 住所 :大津市馬場1丁目5-12
- 拝観時間:9時~17時(11月から2月は16時まで)
- 休館日 :毎週月曜日(祝日、振替休日及び4・5・9・10・11月は開門)
拝観料は300円です。お支払いすると義仲寺案内をいただけますので、それを見ながら見て回ることができます。
私がうかがったのは8月11日の9時過ぎごろでしたが、拝観しているのは私たち夫婦だけでした。拝観中もその後ご家族1組が来られたぐらいで、普段も空いているのでは?と思います。
朝一という事だったからか、園内を掃除されている方がいらっしゃいました。とてもきれいにされていて、境内はしっかりと管理されていると感じました。天気も良くて暑かったですが、とても気持ちがよかったです。
境内の見どころ
境内は広くないのでさっと見て回れてしまいますが、いろんな歴史がつまっており、句碑も沢山あることから事前に下調べをしてから回るほうが楽しいかもしれません。頂いた義仲寺案内を見直して、2回目に訪れるとさらに楽しめるかと思います。
このお寺で有名なのは木曽義仲とその側室であった巴御前の墓所だと思います。境内の中央を奥に進んでいくとすぐに巴御前の墓所を見ることができます。
この義仲寺のもととなった草庵を築き、義仲公を日々供養されていたとのことです。とても控えめな小さな墓所です。
そしてそのすぐ奥には木曾義仲公の墓所があります。
巴御前の墓所と比べると大きなお墓ですね。引きで写真を撮ると、並んでみることができます。
亡くなった後もこうしてずっと側に入れることを、今どう思われているんでしょうかね。
寺務所ではお土産も購入することができるのですが、義仲公と巴御前の名前が入ったお線香も販売されています。二人の名前が並んで販売されているのを見て、また更にセンチメンタルな気持ちになってしまいましたw
松尾芭蕉のお墓もあります。
園内の中央には池もあります。鹿威しもあって、写真のようにとてもきれいにされています。この先にはなんと松尾芭蕉のお墓まであります。「骸は木曽塚に送るべし」との遺言により、このお寺にお墓を建てられたとのことです。
義仲公を思い読んだ俳句も義仲寺案内に紹介されています。どんな気持ちで読まれたのか想像しながらお墓をお参りさせていただくのも良いですね。
池の奥に見えるのは翁堂です。中の正面祭壇には松尾芭蕉の坐像が安置されており、左右の壁上には三十六俳人の画像が掲げられています。このお寺は義仲公・巴御前のお墓もそうですが、俳句のお寺といってもいいぐらいたくさんの句にあふれていますね。
私は俳句には興味がありませんでしたが、その登場人物の歴史を知ったうえで句を詠むと物語などが想像できて面白いですね。掲げられている俳人の画像もとても素敵でした。
お土産は俳句の版画はいかがでしょうか?
寺務所ではお土産に芭蕉の名句版画ハガキが1枚400円で販売されています。山田尚公という彫刻家さんが一枚一枚手作業で作成されているものとのこと。売り切れだったのは、「山路来て 何やらゆかし すみれ草」でした。このあたりで一番ゆかりがあるため、一番人気とのこと。
他にも滋賀に関する名句だと「行春を 近江の人と をしみける」があります。私はこれが欲しかったですが、妻は「玄関に飾るなら絵がかわいいほうが良い」という事で、下記写真の版画を購入しました。
なんで奈良やねん…。
と最初は思っていましたが、仏像の絵がかわいくて気に入っています。
ちなみに寺務所には上の写真のように版画が飾られていましたよ。頬紅をわざと女性の絵に入れたりしてとてもかわいかったです。寺務所の方には各名句のお話までしていただき、とても楽しく過ごさせて頂きました。
俳句が好きだともっと楽しめるお寺
ということで、義仲寺は俳句も溢れるお寺でした。松尾芭蕉のお墓があるから当たり前と言えばそうかもしれませんが、境内は狭いですが俳句が好きな方は長居できるお寺ではないでしょうか?
素敵な版画ハガキも購入できましたし、ほかにも義仲のお線香や松尾芭蕉の手ぬぐいをお土産に購入しました。
すぐ近くには古民家カフェSORAさんもありますので、オープン前に義仲寺を見てその後お茶するのがオススメです。興味があれば大津へ寄った際は行ってみてくださいね。
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