ハナメガネです。
私ははたから見ると冷静で穏やかそうな感じに見えるらしいのですが、結構短気ですぐ頭に血が上ってしまいます。年齢も40歳をこえてからさらに怒りっぽくなったような気がします。
最近キレて起こりやすい老人が多いみたいですよね・・・。
まだ私は老人ってわけではないですが・・・w
この怒りっぽくなってしまった性格には危機感を感じています。妻からも
昔のパパってそんなに怒る人じゃなかった。
とか言われる始末です。
通勤時間も長く、いつも乗っている電車の車内でイライラすることもありますし、何年も通勤していると多少のトラブルはあります。(ホント満員電車嫌い・・・。)
とまあそんなわけで、最近はアンガーマネジメントといいますか、自分の怒りの感情をコントロールすることに興味があり、そんな中この「頭に来てもアホとは戦うな!」という題名にひかれてこの本を購入しました。
以前から名前だけは聞いたことがあり、第1刷発行が2014年7月だそうです。私が購入したのは2018年10月の第29刷発行分です。帯に書いているように、60万部も売れているそうです。
というわけで、今回は田村耕太郎さんの「頭に来てもアホとは戦うな!」を読んだことを記事に書きたいと思います。
この本を読む前の私
私はいい歳にもなって、通勤電車でもちょっと睨まれたりわざと押されたりするとカッとなってしまいます。「この野郎・・・。」とか殴ってしまいたい衝動に駆られてしまう情けないハートの持ち主で、人になめられたりすることが一番嫌いな様です。
結構危ない気性の人ですね・・・。中学生ですか、あなたは。
筋トレなどをしているのも、強く見られたいという幼い考えが少しあるような気がします。何とも情けない話ですが、冷静に分析するとそういうことだと思いました。
また、一度そういうことがあると、怒りの感情がなかなか落ち着かず、ずっとイライラしてしまうこともあります。仕事のストレスなども原因なのかもしれませんが、昔はもっとうまく受け流せていた思います。いつの間にか、そういうことがうまくできなくなってしまいました。
これは最近ちょっと悩んでしまうくらい考えていたことで、こんな気持ちになる自分も嫌でした。
何とかしないなあと思っていたところで、この本を購入したわけです。
この本を読んだことによる気づき
本の表題から想像すると、アンガーマネジメント的なことが中心かと思っていましたが、最終的には人生的な話となり、学べるところも非常に多かったです。いろんなケースでの気持ちの持ち方などのテクニックも説かれています。「カッときたら幽体離脱」なんてのも面白いですね。
この本は、第1章から最終章までの6章で構成されており、参考になった章を3つ挙げるとすると、
- 第2章 臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ
- 第5章 他人の目を気にするな
- 最終章 アホとではなく、自分と戦え!
です。
第1章ではアホと戦うことがいかに無駄か?ということやアホと戦ってしまう人の特徴(私もいくつも当てはまる)、自分のタイムコストについての考え方などが書かれています。
それを読んだうえで、第2章ではそういうアホに対しての具体的な対処の仕方・コミュニケーション方法が書かれています。
この中で、自分が一番気になったのは、「仕事に敵という発想はいらない」というところです。
会社では様々な部署があり、それぞれ関連の濃淡がありますが、人づきあいが苦手な私は同じ会社の人間であるのにいつの間にか「敵」として見ているところがあったなと気づかされました。
私は人勢経験不足による「食わず嫌い」が非常に多く、今までも「あいつ嫌な感じだな」とおもっていても、ある時飲み会などで話すと「なんでこんな風に思っていたんだろう」と、表面だけで勝手に判断してしまっていることも良くあります。
きっと私みたいな人は、非常に損をしてしまっているんだろうと思います。
そもそも、たった一度の貴重な人生を謳歌したいときに、積極的に人を嫌いになる理由はない。無理して好きにならなくてもいいが、わざわざ嫌いになって敵と思う必要もないのだ。
第5章の内容は、自己啓発本では良く見る内容が記載されています。しかし、これはいろんな人が同じように書かれているように、満足な人生を送るうえで非常に重要なことだと思います。
私は3人兄弟の一番上で、父親からいつも優秀な弟たちと比べられて、嫌な思いをして育ってきたたことが影響してか、他人の目が非常に気になる性格です。今までの人生をふりかえると、本当に生きづらく、しんどい思いをしてきました。
今でこそこういった本を沢山読んで学んできたので、楽にはなってきました。第5章の内容は、これからも何度も読み返しをして、「他人の人生」を生きないように努力していきたいと思います。
今あなたが他者からどう見られているかなんて、人生の最後から逆算すればどうでもいい途中経過なのだ。そんなつまらないことにとらわれているのでは時間とエネルギーの無駄。人生を台無しにしているのだ。
そして最終章です。
電車に乗っていると、ほとんどの人がスマホをずーーーーっとみています。私も感じていたことですが、「スマホを見る暇があったら、自分と向き合え」ってホントだなあと思います。スマホで見ていることって、なんとなく操作していることが多くて(私だけかな?)結局自分に何か残っているかというと、とくに記憶にも残っておらず、時間の無駄遣いをしているような気がします。
私はスマホが嫌いですし、電車の中では家族とラインをする以外は見ませんし、読書などをするように心がけています。
スマホではなく、自分と向き合う時間を作り、自分を理解することが大切なことなんだと感じました。
わかっていそうで一番わかっていないのが「自分」である。自分を知り、自分をいい意味でコントロールすることほど、人生で大切なことはない。自分がわからないと幸せになれない。
この本を読んで私はこうする!
紹介しきれませんでしたが、最終章は本当にいいことがまとまって書かれています。著者が有限な人生を生かすためにやっていることなどを私も参考にしていきたいと思います。
40歳にもなると、人生100年時代といわれてはいても、もう半分経過してしまいました。最近になって人生を逆算して考えるようになり、「まだ何もできてない」とか「まだやりたいことがある」という気持ちに駆られています。もっと若いうちから・・・と思っても、どうにもなりません。
しかし、今気づけたことをプラスに考え、自分の残りの人生のタイムコストを意識しながら自分と向き合い、まずは目の前のことを一生懸命に取り組んでいきたいと思います。そして、より良い人生にしていくために努力をしていこうと思いました。
もう、私に絡んでくる「アホ」には無駄な時間は割きません!!
というわけで、長くなりましたが今回はこの辺で。
それではまた!!
コメント